caught と laugh、同じ augh なのに音が違う理由
単語を何年も覚えてきた人ほど、こういう壁にぶつかります。綴りが似ているのに、読み方がまったく違う。caught と laugh はどちらも augh を含みますが、一方は thought と韻を踏み、もう一方は half と韻を踏みます。eight と height も同じ eigh を含みますが、一方は「エイ」、もう一方は「アイ」。辞書を引けばその場は解決しても、次の知らない単語でまた迷うことになります。
-augh はほとんど /ɔː/、例外はごく少数
-augh を含む一般的な単語の大半は、gh をまったく発音せず /ɔː/(thought の母音)と読みます。
- caught /kɔːt/
- taught /tɔːt/
- daughter /ˈdɔːtə/
- naughty /ˈnɔːti/
- slaughter /ˈslɔːtə/
- distraught /dɪˈstrɔːt/
本当の例外は laugh と laughter だけ。ここでは gh が消えるのではなく /f/ に変わります。laugh はイギリス英語で /lɑːf/、アメリカ英語で /læf/。laughter も同様に /ˈlɑːftə/、/ˈlæftər/ です。
つまり augh の単語を一つずつ覚える必要はありません。基本は /ɔː/、例外は laugh と laughter だけ、これで十分です。
-eigh はほとんど /eɪ/、例外は height
-eigh を含む単語は、もっと整然としています。
- eight /eɪt/
- eighty /ˈeɪti/
- weight /weɪt/
- weigh /weɪ/
- neighbor /ˈneɪbə/
- sleigh /sleɪ/
- freight /freɪt/
ほとんどが day や say と同じ /eɪ/ です。唯一よく出る例外が height /haɪt/。ここの eigh は「エイ」ではなく「アイ」、high や light と同じ母音になります。初めて height を読む人の多くは「エイト」に近い読み方をしてしまいますが、正しくは light と韻を踏みます。
なぜこうなるのか——gh はかつて本物の子音だった
これは英語がわざと意地悪をしているわけではありません。数百年前、gh はスコットランド語の loch に残っているような、喉の奥でこすれる本物の子音を表していました。その音は時代とともにほとんどの方言から消えていきましたが、消え方は単語ごとに違いました。ある単語では跡形もなく消え(caught、eight)、別の単語では /f/ に変わって残った(laugh)。綴りだけがその名残として今も残っているのです。この背景を知れば、「規則を覚えきれない自分」を責める必要はありません。規則自体がもともと不完全で、例外は個別に覚えるものだからです。
練習法:音でグループ分けし、例外だけ別に貼る
一語ずつ丸暗記するより、音でグループ分けするほうが効率的です。/ɔː/ グループ(caught、taught、daughter……)と /eɪ/ グループ(eight、weight、neighbor……)に分け、laugh/laughter と height だけを「例外カード」として別枠で覚えます。新しい augh・eigh の単語に出会ったら、まず多数派のパターンで読んでみて、外れたときだけ例外リストに加える——最初から完璧なルールを頭に入れようとするより、ずっと楽です。
新しい単語がどちらのグループか迷ったら——PHONO はカメラを向けるか英文を貼るだけで、単語ごとに IPA を表示します。gh が発音されているかどうか、どの音になっているかが一目でわかります。
ダウンロード:https://apps.apple.com/us/app/phono-english-phonetics-ipa/id6783243417 · phono.douhouse.com