believe と receive、ie と ei の順番、実は発音とは無関係——3つの読み方グループ
学校で習う "i before e, except after c" というルール。i と e、どちらが先に来るかという綴りの順番の話であって、発音の話ではありません。しかも例外だらけです。weird、seize、either、science、foreign——どれもこのルールを平気で無視します。
綴りのルールを完璧に覚えても、発音は別問題として間違えることがあります。
本当に大事なのは、この3つの発音グループ
グループ1:ie、または c のあとの ei → /iː/
- believe /bɪˈliːv/、achieve /əˈtʃiːv/、piece /piːs/、field /fiːld/
- c のあとは ei に入れ替わるが、音は変わらない:receive /rɪˈsiːv/、ceiling /ˈsiːlɪŋ/、conceive /kənˈsiːv/
このグループはシンプルです。綴りが ie でも ei でも、聞こえるのは長い「イー」。
グループ2:ei → /eɪ/
- weight /weɪt/、eight /eɪt/、neighbor /ˈneɪbər/、vein /veɪn/、reign /reɪn/
このグループの ei は、アルファベットの A の読み方に近い音です。グループ1と比べてみてください。believe は「イー」、weight は「エイ」。同じ2文字なのに、まったく違う音になります。
グループ3:ei → /aɪ/
- height /haɪt/、either /ˈaɪðər/(/ˈiːðər/ も標準的)
数は少ないですが頻出語で、グループ1の「イー」と間違えられやすい組です。height は長い「イー」ではなく、kite と韻を踏む音です。
そして、そもそも法則に従わない一群
- weird /wɪərd/ ——「c のあとだけ逆」という綴りルール自体を破っているが、誰も気にしない
- seize /siːz/ ——同じく綴りルール違反だが、音は /iː/ のまま
- science /ˈsaɪəns/ ——そもそも同じ文字の組み合わせではなく、sci-ence という2音節。ルールの対象外
- foreign /ˈfɒrɪn/、forfeit /ˈfɔːfɪt/ ——綴りは ei なのに、音は短い /ɪ/ に潰れる。上の3グループのどれにも当てはまらない
練習法:綴りの順番ではなく、音でグループ分けする
"i before e" は一旦忘れてください。実際に韻を踏む単語同士でまとめ直します。believe は achieve と同じグループ、weight は eight と同じグループ、height は単独、残りの例外はそのまま個別に覚える。次に ie/ei の綴りを見たら、「どちらの文字が先か」ではなく「どの音のグループか」を考えてください。
見慣れない ie/ei の単語、読み方を推測するより先に確認できます。PHONO はカメラを向けるだけで英文を単語ごとに IPA で表示するので、believe、receive、weight、height が同じ文章の中に混ざっていても迷いません。
ダウンロード:https://apps.apple.com/us/app/phono-english-phonetics-ipa/id6783243417 · phono.douhouse.com