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either はどちらが正解?——ルールが存在しない米英発音の違い

英語を学んでいると、いつか必ずこれにぶつかります。either を /ˈiːðər/(「イーざー」)と読む人もいれば、/ˈaɪðər/(「アイざー」)と読む人もいる。どちらも間違いではありません。辞書を引けば両方載っていて、どちらかがもう一方の"訛った版"扱いになっているわけでもありません。

これは、すでに知っているかもしれない米英発音の違いとは、少し種類が違います。

「違い」には二種類ある

米英の発音差の多くにはルールがあります。語末の r を発音するかどうか——car、hard、better、teacher——は、同じ構造を持つ単語すべてに一括で当てはまるルールです。bath や can't で /æ/ が /ɑː/ に変わるのも、単語のグループごと動く現象です。ルールを一つ覚えれば、初めて見る単語でも読み方を予測できます。

either はそうではありません。そこから抽出できるルールが存在しないのです。この分裂はパターンから来ているのではなく、たまたまこの一語だけが、両地域でそれぞれ別の読み方に落ち着いてしまった——前後の文字とも、後続の音ともまったく関係のない、単語固有の歴史です。「either のルール」を他の単語に応用することはできません。そもそもルールがないからです。neither も同じペアをたどります:/ˈniːðər/ か /ˈnaɪðər/、どちらも等しく正解です。

しかもこの一語だけではない

一度気づいてしまうと、こういう単語が英語のあちこちに散らばっていることが見えてきます。それぞれが独立に二つの発音へ落ち着いていて、互いに何のつながりもありません。

並べてみると、「規則がない」ということ自体が一つのパターンとして見えてきます。それぞれの違いはその単語のある一箇所の音に限られていて、同じ音が隣の単語ではまったく違う振る舞いをする。tomato の母音の選び方は potato には何も教えてくれません。vitamin の最初の母音も visible には引き継がれません。これらの単語はそれぞれ独立した暗記項目であり、一般化できるルールではないのです。

なぜこうなったのか

これらの単語の多くは、18〜19世紀以降、大西洋の両側でそれぞれ独立に今の発音へ落ち着いたものです。辞書編纂者や放送のならわしが、互いに調整することなく別々の方向へ進んだ結果です。r を発音するかどうかのような体系的な違いは、発音体系全体の変化に根ざしているため、その型に当てはまる単語すべてに波及します。ところがこれらの単語は、たまたま運悪く、それぞれの地域でその場の自然な読み方に個別に落ち着いてしまっただけで、背後に体系はありません。

実際にどう向き合うか

どちらが「より正しいか」を悩む必要はありません。両方とも正解で、両方とも辞書に載っています。実際に不自然に聞こえるのは混ぜることです。either はアメリカ式で言ったのに、次の瞬間 vitamin はイギリス式で言う——これはどちらか一方を選ぶことよりもずっと一貫性がなく響きます。普段触れているアクセントの体系を一つ選び、これら少数の孤立した単語もその体系に合わせておく方が、単語一つひとつの正解探しより大切です。

そして、そこから導き出せるルールが存在しない以上、r の脱落や bath の母音変化のように理屈で正解を推測することはできません。これらは一つずつ調べて、一つずつ覚えるしかないのです。

こういう単語こそ、推測が外れやすいところです。理屈で導けないからです。PHONO はカメラを向けるだけで英文を単語ごとに IPA 表示し、米英どちらの発音も聞き比べて、自分がどちらを言っているか確認できます。
ダウンロード:https://apps.apple.com/us/app/phono-english-phonetics-ipa/id6783243417 · phono.douhouse.com