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law と low、実は同じ母音で発音していませんか?——動かない音と動く音

law と low を続けて何度か言ってみてください。ほとんど同じに聞こえて、low の最後にだけ軽く「オ」が付く程度だとしたら、まったく種類の違う二つの母音を一つにまとめてしまっている可能性があります。

違いは長さではなく「動くかどうか」

law の母音は /ɔː/。長母音で、口の形は最初から最後まで動かずに保たれます——あごを下げ、唇を丸めた状態のまま音が終わるまでキープします。

low の母音は /əʊ/(イギリス式)または /oʊ/(アメリカ式)。二重母音で、口の形は発音している間ずっと動き続けます——比較的中央よりの、力の抜けた位置から始まり、唇を丸めながら /ʊ/ へと滑っていきます。

一方は決めた形をそのまま保持する音、もう一方は形から形へと連続的に移動する音。両者の本質的な違いは「長い・短い」ではなく「静止しているか、動いているか」です。

日本語話者が混同しやすい理由

日本語の長音「オー」は、口の形をほぼ動かさずに保つ音で、これは /ɔː/ にかなり近い性質を持っています。ところが英語の /əʊ/ を発音するときにも、同じように「動かない長音」として処理してしまう人が多く、本来あるはずの滑りが消えてしまいます。結果として、low が law のように聞こえたり、bowl が ball のように聞こえたりして、本来まったく別の単語のペアが一つに重なってしまいます。

最小対立対:変える要素を一つだけにする

それぞれのペアを続けて発音し、口の形が最初から最後まで本当に動いていないか(/ɔː/)、それとも実際に別の形へ移動しているか(/əʊ/)を意識して聞いてみてください。これらは英語話者にとって「訛りの強い同じ単語」ではなく、はっきり別の単語です。

練習法:手の動きで口の形を追う

まずこの二つの感覚を別々に練習し、その後、最小対立対を交互に読みながら、手の合図なしでも違いを感じられるようにしていきます。

ある単語が /ɔː/ なのか /əʊ/ なのか迷ったら——PHONO はカメラを向けるだけで、英文を単語ごとに IPA で表示し、米英どちらの音声も聞き比べられます。
ダウンロード:https://apps.apple.com/us/app/phono-english-phonetics-ipa/id6783243417 · phono.douhouse.com