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colour、hour、four、journey、courage——同じ "our" なのに、読み方は五通り

colour、hour、four、journey、courage。この五つの単語には、共通して "o-u-r" という綴りが入っています。ところが読み方はほとんど重なりません。同じ綴りが英語の中で五つの違う音に分かれている——これが「綴りから読み方を推測する」というやり方が英語でよく裏切られる理由の一つです。

パターン1:/ə/——名詞の語尾、u はほぼ発音されない

抽象名詞が多く、"our" が語末で強勢を持たず、あいまいな /ə/ に縮まります。

便利な見分け方があります。アメリカ式の綴りではこの u が丸ごと消えます(color、favor、honor、labor、neighbor)が、読み方はまったく変わりません。文字を一つ消しても発音が変わらないなら、その文字はもともとほとんど発音されていないということです。

パターン2:/aʊə/——単独の単語として、開いた二重母音

短い独立した単語で、"our" が音節全体を担い、大きく開いた二重母音 /aʊə/ になります。

面白いことに、hour と our はまったく同じ音、どちらも /aʊə/ です。flour(小麦粉)と flower(花)も同音異義語です。

パターン3:/ɔː/——"or" に合流

このグループでは "our" が "or" とまったく同じ読み方になり、u は事実上消えます。

mourn と morning の morn- は同音 /mɔːn/。four と for も同じ音です。

パターン4:/ɜː/——journey や journal に潜む音

数は少ないものの頻出語で、"our" が bird や learn と同じ母音 /ɜː/ になります。

学習者はしばしば four からの類推で journey を /ˈdʒɔːni/ のように読んでしまいますが、実際にはまったく別の、第四のパターンに属しています。

パターン5:/ʌ/——courage 一族の例外

courage とその派生語では、"our" が短く鋭い /ʌ/ になります。

(補足:アメリカ英語では courage をやや r 色の強い /ˈkɝːɪdʒ/ に近く発音することが多く、イギリス英語の /ˈkʌrɪdʒ/ とはっきり違って聞こえます。"our" 系の単語では珍しく、米英差が目立つ例です。)

なぜこんなに種類があるのか——五つの別々の由来

これはでたらめではありません。パターン1は主にフランス語の名詞語尾(-eur/-our)に由来し、パターン2は英語本来の語で、"our" は昔から開いた二重母音でした。パターン3は後になって "or" の綴りと発音が合流した結果です。パターン4と5はそれぞれ別の経路で英語に入り、発音が定着したあとで綴りが固定されました。語源を覚える必要はありませんが、「ランダムではなく理由がある」と知っておくだけで、例外への抵抗感は減ります。

実際にどう対処するか

歴史を覚える必要はありません。各グループを少しずつ「よく知っている単語のかたまり」として身につけ、新しい単語を見たときにどのグループに近いかを感じ取ることが大切です。強勢のない抽象名詞の語尾なら /ə/ の可能性が高く、単独の短い単語なら /aʊə/ の可能性が高い。それ以外は類推に頼らず、素直に発音記号を確認したほうが確実です。

"our" を含む見慣れない単語がどのパターンに属するのか迷ったら——PHONO はカメラを向けるだけで、英文を単語ごとに IPA で表示し、米英どちらの音声も聞けます。
ダウンロード:https://apps.apple.com/us/app/phono-english-phonetics-ipa/id6783243417 · phono.douhouse.com