← 記事一覧

famous は「フェイマス」じゃない——-ous の語尾は読み方がひとつしかない

famous、serious、nervous、curious のような -ous で終わる単語は、単語帳でまとめて覚えることが多いはずです。綴りも意味も問題なく身につくのに、いざ発音すると語尾をはっきり読みすぎてしまう——一文字ずつ確認しながら読んでいるような音になりがちです。

ここにはとてもシンプルなルールがあります。-ous は決して強勢を持たず、前がどんな単語であっても、必ず弱くあいまいな /əs/ になる、というものです。

いくつか並べると、パターンがすぐ見えてきます

綴りが -ous でも -ious でも -eous でも、最後の音節はどれも同じあいまいな /əs/ になります。単語 "us" を強く読んだときの音とはまったく別物です。

なぜそうなるのか:英語全体を貫く強勢のリズムのルール

英語では強勢のない音節は自動的に圧縮されます。そして -ous はそもそも強勢が来る位置ではありません。だから、そこの母音には「これが正解」という固有の音がないのです。いちばん力の要らない音、つまりシュワーしか残らない。単語ごとに暗記する必要はありません。

日本語母語話者にありがちな二つの読み方、どちらもズレています

ひとつは、一文字ずつ丁寧に音を当てて「オウス」のようにはっきり読んでしまう読み方——これは読み上げているように聞こえます。もうひとつは、語尾を強勢のある音節と同じ強さで読んでしまう読み方——famous を二拍とも同じ大きさで言ってしまうパターンです。どちらも意味は通じますが、聞いた瞬間に「あ、外国語として読んでいるな」という印象を与えてしまいます。

綴りが少し複雑でも、ルールはそのまま通用します

つまり、語尾が ...ous で終わっていれば、その前にどんな文字が付いていても、最後の音節は強勢のない弱い音になる、と判断していいわけです。

練習法:まず強勢の位置を探し、語尾は手放す

新しい -ous の単語に出会ったら、いきなり最後の音節から読み始めないでください。まず主強勢がどの音節に来るか(たいてい後ろから二〜三音節目)を確認し、そこに力を集中させます。語尾はほとんど自動的に /əs/ に落ち着きます。

-ous の単語、どこに強勢が来るのか、語尾をどれくらい弱く読めばいいのか迷ったら——PHONO はカメラを向けるだけで、英文を単語ごとに IPA(強勢つき)で表示し、米英どちらの音声も聞けます。
ダウンロード:https://apps.apple.com/us/app/phono-english-phonetics-ipa/id6783243417 · phono.douhouse.com