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quick には /w/ があるのに conquer にはない――QU の本当の読み方ルール

多くの学習者は QU を「クゥ」という一つの音だと思い込んでいます。quick、queen、question――たしかにこれらは /kw/ です。ところが conquer、lacquer、mosquito に出会うと、あの /w/ の音がどこかに消えてしまいます。同じ2文字の組み合わせなのに読み方が違い、綴りを見ただけでは判断できません。

でも安心してください。これはでたらめではなく、ルールはシンプルで、例外の数もそれほど多くありません。一度覚えてしまえば十分です。

基本ルール:QU = /kw/、ほとんどの単語がこれに当てはまる

QU が語頭にあっても語中にあっても、もっとも多いのがこの音です。

後半のグループに注目してください。QU は語頭でなくても構いません。語中(square、request、equal)でもルールはまったく同じで、やはり /kw/ になります。これがデフォルトです。知らない単語に出会ったら、まずこれで読んでみればほぼ正解になります。

例外1:/k/――/w/ がまったく現れない、フランス語由来の単語が多い

ごく一部の単語では、あの唇を丸める滑音がすっかり消え、素朴な /k/ だけが残ります。

覚えておきたい好対照:conquer /ˈkɒŋkər/ と conquest /ˈkɒŋkwest/

同じ語根(「征服する」)なのに、動詞 conquer には /w/ がなく、名詞 conquest にはあります。綴りはほとんど同じなのに読み方はまったく違う――これこそ、QU が綴りだけでは推測できない理由です。この少数の単語を覚えるか、発音記号を確認するしかありません。

例外2:単独で覚えるしかない2つの単語――queue と quay

この2つはこれまでのルールすべてから外れているので、パターンではなく個別の単語として覚える必要があります。

どちらもよく使われる単語(queue はイギリス英語で頻出、quay は旅行記事や地名でよく見かけます)なので、間違えると目立ちます。

実際の使い方

初めて見る QU にはまず /kw/ を当ててみてください。lacquer、liquor、mosquito、racquet、torque、conquer のような頻出の例外語であれば /k/ に切り替えます。queue と quay に出会ったら、ルールに当てはめようとせず、2つの独立した単語としてそのまま覚えてしまいましょう。

目の前の QU に /w/ があるかどうか迷ったら――PHONO はカメラを向けるだけで英文を単語ごとに IPA 表示。綴りの罠に惑わされず、正しい発音がひと目でわかります。
ダウンロード:https://apps.apple.com/us/app/phono-english-phonetics-ipa/id6783243417 · phono.douhouse.com