メールアドレスやURLを声に出して読むと詰まる——記号の英語読み方、実は全部違うかも
単語も文法も勉強したのに、いざ「メールアドレスを言ってください」と言われた瞬間に固まる。単語が読めないのではなく、記号をどう声に出すか知らないだけです。@ は何と読む?あの点は dot?それとも point?アンダースコアは?
教科書はこれをまず教えません。文法でも単語でもない、ネイティブが住所やアドレスを声に出すときに自動的に使う、決まった小さな語彙のセットだからです。ここを一つ間違えるだけで、相手はアドレス全体を聞き取れなくなります。
@ の読み方はひとつだけ:at
@ は必ず at /æt/ と読みます。他の言い方はありません。[email protected] は "john at gmail dot com" と読みます。
あの点は point ではない
URL やメールの中の「.」は dot /dɒt/ と読みます。多くの学習者がここで point と言ってしまいますが、point には別の役割があります。
- dot /dɒt/ —— URL・メール・IPアドレスの中の記号:phono dot com
- point /pɔɪnt/ —— 数字の小数点:3.14 は "three point one four"
- period /ˈpɪəriəd/(米式)/ full stop(英式)—— 文の終わりのピリオド
ネイティブはこの三つを絶対に取り違えません。URL の点を point と言ってしまうのは、実際に耳で聞いて覚えたのではなく、辞書の訳語からそのまま持ってきたことがすぐにわかるサインです。
スラッシュ、ダッシュ、アンダースコアにもそれぞれ名前がある
- / は slash /slæʃ/。バックスラッシュ \\ は別の記号で、URL にはほぼ登場しません。混同しないように。
- - はアドレスやユーザー名を読み上げるとき dash /dæʃ/ と読みます。辞書的な正式名称は hyphen(well-known のような複合語の中の記号)ですが、アドレスを声に出すときネイティブはほぼ dash と言います。
- _ は underscore /ˈʌndərskɔːr/。少し長い単語なので、一番読み飛ばされやすい記号でもあります。ここを飛ばすと相手は違うアドレスを書いてしまいます。
www と # にも独自のクセがある
厳密には www は "double-u" /ˈdʌbljuː/ を三回読むものですが、口語ではくだけて "triple-u" と言ったり、そもそも読み飛ばして URL をドメイン名からいきなり話し始めることも多いです。
# は地域と場面で変わります。イギリスでは hash /hæʃ/、アメリカの電話のボタンでは pound /paʊnd/ と呼ばれますが、SNS の文脈では米英どちらも hashtag と呼び、hash や pound とは言いません。
アドレスをまるごと読んでみる
"john underscore smith ninety-nine at gmail dot com"
phono.douhouse.com/blog は:
"phono dot douhouse dot com slash blog" —— 実際の会話では先頭の https:// はよく省略され、ドメイン名からそのまま話し始めます。
練習法:自分のアドレスを声に出す
自分のメールアドレスやよく使う URL を、この語彙を使って記号ごとに声に出してみてください。underscore を飛ばさない、点を point と言わない。語彙の数はごくわずかですが、一つ間違えるだけで相手に聞き返されるので、練習した分だけすぐ効果が出ます。
ある記号や単語がネイティブに実際どう発音されるか気になったら——PHONO はカメラを向けるだけで、英文を単語ごとに IPA で表示し、米英どちらの音声も聞けます。
ダウンロード:https://apps.apple.com/us/app/phono-english-phonetics-ipa/id6783243417 · phono.douhouse.com