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knife の k はどこへ消えた?英語の「発音しない文字」まとめ

knife、climb、listen、debt——これらの単語には、書かれているのに発音しない文字が入っています。気づかずに読み進めていた人も多いはずです。綴りどおりに読むと、本来ない音が一つ増えてしまい、ネイティブの耳には「丁寧」というより「不自然」に聞こえます。

問題はどこかの音を間違えることではなく、言わなくていい音を言ってしまうことです。

規則1:語頭の kn- は k を発音しない

knife /naɪf/、know /nəʊ/、knee /niː/、knight /naɪt/。どれも kn で始まりますが、実際に聞こえるのは /n/ だけです。これは例外的な単語がいくつかあるという話ではなく、語頭の kn- は常に k が消えるという規則そのものです。

規則2:語頭の wr- は w を発音しない

write /raɪt/、wrong /rɒŋ/、wrist /rɪst/、wrap /ræp/。同じパターンで、語頭の wr- の w は決して発音されず、残るのは /r/ だけです。

規則3:語末の -mb は b を発音しない

climb /klaɪm/、comb /kəʊm/、lamb /læm/、thumb /θʌm/。これらの語末の b は発音上意味を持ちません。単語は /m/ で終わり、そのあとに唇を閉じる動作は不要です。

規則4:-stle、-sten、-stmas のような組み合わせは t が消える

castle /ˈkɑːsl/、listen /ˈlɪsn/、Christmas /ˈkrɪsməs/、often はよく /ˈɒfn/ と発音されます。s と t が隣り合い、その後に別の子音や弱い音節が続くとき、t はしばしば完全に脱落します。

なぜこうなるのか——英語がわざと難しくしているわけではない

これらの文字は装飾ではありません。数百年前、knife の k や write の w は実際に発音されていた子音でした。その後、発音は変化を続けましたが、綴りは活字印刷によって固定され、発音の変化に追いつかなくなりました。いま目にしている「発音しない文字」は、発音が進化したあとに残された歴史の痕跡であり、綴りが記録しているのは今の発音ではなく、数百年前の発音なのです。

だからこそ「綴りどおりに読めば大体合う」という方法が、ここでは通用しません。今のルールを推測しているのではなく、凍結された昔のルールを推測してしまっているからです。

練習法:単語ごとではなく「文字の組み合わせ」でグループ化する

上の4つの規則にあてはめて分類し、単語を一つずつ覚えるのはやめましょう。kn- や wr- で始まる単語を見たら、まず先頭の文字を心の中で消してから残りを読む。-mb で終わる単語も同様に b を消してから読む。この方法なら、辞書を一語ずつ引くより速く新しい単語を処理できますし、一度パターンが身につけば、ほとんど間違えなくなります。

どの文字を読まなくていいのか、本当の発音がどうなのか迷ったら——PHONO はカメラを向けるだけで英文を単語ごとに IPA で表示し、発音しない文字を推測する必要をなくします。米英どちらの音声も聞けます。
ダウンロード:https://apps.apple.com/us/app/phono-english-phonetics-ipa/id6783243417 · phono.douhouse.com