bird の er と teacher の er は、同じ「アー」ではありません
英語を学んでいるとある時ふと気づきます。bird、work、her にも "er" があり、teacher、water、actor にも "er"(や "or")がある。ところが並べて読んでみると、まったく別物に聞こえます。片方は英語の中でもとりわけ長く響く母音、もう片方はほとんど存在感のない音です。
これは英語が気まぐれなのではなく、同じ綴りが二つのまったく違う母音を表しているだけです。
響く方:強勢のある /ɜː/(英)/ ɝ/(米)
bird /bɜːd/、work /wɜːk/、her /hɜː/、learn /lɜːn/、turn /tɜːn/、first /fɜːst/。これらの語では "er"(や "or" "ir" "ur")が強勢のある音節に乗っていて、舌先を軽く巻いたまま、唇の力を抜いて、始めから終わりまで同じ形で一息に伸ばす、しっかりした母音です。
軽い方:強勢のないシュワー(+r)
teacher /ˈtiːtʃər/、water /ˈwɔːtər/、actor /ˈæktər/、sister /ˈsɪstər/、sugar /ˈʃʊɡər/、grammar /ˈɡræmər/。これらも "-er" "-or" "-ar" で終わりますが、強勢は前の音節にあります。意味の中心は語根の方——TEACH-er であって teach-ER ではありません。最後の音節に来ると、英語は基本的にそれを潰します。ほとんど力を入れずに出す、英語で一番軽い母音、シュワー /ə/。アメリカ英語ではそこにわずかに舌を巻いた響き /ər/ が残り、イギリス英語では r の響きごと消えて純粋な /ə/ になります。
見分け方は綴りではなく強勢
覚えるべきルールは一つだけです。その "er"/"or"/"ar" が強勢のある音節かどうか。強勢があれば、はっきり長く響く /ɜː/。強勢がなければ——特に語末なら——短く弱いシュワーです。-er/-or/-ar で終わる名詞のほとんどは、この最後の音節には強勢が来ません。なぜならこれらは「〜する人」を表す接尾辞で、接尾辞自体が強勢を引き寄せることはまずないからです。
比べてみると分かりやすくなります。her /hɜː/ は単独でもはっきり響きます——それがこの語の強勢音節そのものだからです。一方、teacher の二音節目 /tʃər/ はほとんど聞こえないくらい軽い。actor の二音節目も bird の母音と比べるとずっと弱く、短く、あいまいです。
文にしてみると:The bird's song woke the teacher. bird の er はこの文の中でもっとも充実した母音、teacher の語尾の er はもっとも目立たない音節の一つ。重みがまるで違います。
なぜここで間違えやすいのか
母語の音節がどれもほぼ均等な重さを持つ言語の話者は、-er の語尾もつい毎回はっきり読もうとしてしまいます。その結果 teacher は「ティー・チャー」のように、二拍ではなく三拍の、しかも最後まで力の入った発音になりがちです。直すべきなのは最後のシュワーを「正確に」出すことではなく、思い切って弱くしていいと自分に許可を出すことです。
練習:完璧さより対比
her と teacher の二音節目、bird と water の二音節目、turn と actor の二音節目をペアにして練習してみてください。前者はしっかり伸ばして響かせ、後者はその半分以下の長さまで削ってみる。何度か切り替えるうちに、口より先に耳がその違いを覚えます。
目の前の "er" が響く /ɜːr/ なのか、軽いシュワーなのか迷ったら——PHONO はカメラを英文に向けるだけで単語ごとに IPA と強勢を表示し、米英どちらの音声も聞き比べられます。
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