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「thirteen dollars」が thirty に聞こえる——teen と ty は語尾では区別できない

"It's thirteen dollars" と言ったのに三十ドル渡された。自分は 13 歳だと言ったのに「30 歳?」と聞き返された。数字の聞き間違いは、電話番号や値段、年齢を伝える場面では笑い話では済みません。

多くの人は語尾の違いで区別できると思っています。thirteen は /n/ で終わり、thirty は /ti/ で終わる——理屈の上では簡単そうです。ですが自然な速さで話すと、その /n/ は強く発音されないことが多く、アメリカ英語の thirty の t はたいてい軽い弾音(フラップ T)になり、/d/ に近く聞こえます。結果、どちらの語尾もあいまいになる。語尾のはっきりした子音を頼りに聞き分けようとしても、そこには何も残っていないことが多いのです。

本当の分かれ目は、どの音節に強勢があるか

この規則は、ほかの数字にもそのまま当てはまります。

落とし穴:thirteen の強勢は、後ろに名詞が来ると前に移動する

ここが規則を覚えたあとでも間違えやすいところです。単独では "thir-TEEN" ですが、その直後に強勢を持つ名詞が来ると——"thirteen dollars"、"thirteen people"——強勢は前にずれて "THIR-teen DOLlars" のようになります。これは英語のリズムに普通に見られる「強勢の衝突回避」で、強勢のある音節が二つ隣り合うと不自然に感じられるため、前の方が譲るのです。

ty で終わる数字には、この「譲る」仕組みがありません。前後に何が来ても、強勢は常に最初の音節に固定されています。つまり、thirteen の強勢は動くが、thirty の強勢は動かない。文の中で数字の強勢が場所によらず一定なら、それはおそらく ty。強勢が文脈によって動くなら、それは teen が譲っているサインです。

練習法:まず大げさに、それから自然に

強勢のある音節を伸ばして高く、強勢のない音節はほとんど聞こえないくらいまで縮めます。全体を平坦に言うのではなく、はっきりした高低差を出すのが目標です。値段で練習してみてください。"It's thirteen dollars" と "It's thirty dollars" を交互に十回言って、考えなくてもリズムの違いが聞き取れるようになるまで続けます。

文の中で数字の強勢がどこに来るか自信がない——そんなときは PHONO。カメラを向けるだけで、英文を単語ごとに IPA と強勢つきで表示し、米英どちらの音声も聞けます。
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